花粉症のつらい症状

花粉症の症状とは

花粉症とは、「季節性アレルギー鼻炎」や「季節性アレルギー性結膜炎」とも呼ばれています。

 

スギ・ヒノキなどがアレルゲンとなった、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目の充血やかゆみ、涙目などの症状を引き起こします。
一般にスギ花粉などが有名ですが、最近では夏の終わりから秋にかけて、イネ科の植物の花粉に花粉症症状を起こすという人も多いようです。
また季節によらないハウスダストなどをアレルゲンとする「通年性アレルギー性鼻炎」や「通年性アレルギー性結膜炎」もあり、これらは季節性症状のほかに、喘息やアトピー性皮膚炎などの合併症を引き起こすこともあります。
花粉症の対策には花粉が飛び始める前に薬を飲む方法もありますが、帰宅時には手洗い、うがい同様に、鼻の中もきちんと洗浄するという鼻洗浄が効果が高いとも言われています。
ここでは、その「免疫異常」がどんな花粉症の症状をもたらすか、整理しておきましょう。

 

花粉症の症状

それでは花粉症の具体的な症状をみていきます。

まず鼻の「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」という3大症状です。

 

これは、

1,「花粉が鼻に入る」
2,「鼻の肥満細胞にとりつく」
3,「ヒスタミン、ロイコトリエン、トロボキサンを放出」
4,「神経や血管に刺激」
5,「3大症状の発症」というメカニズムで起こります。

 

「くしゃみ」は鼻の粘膜についた花粉をとりのぞこうとするために起こり、連続して回数も多いのが特徴です。特に、1日21回以上は重症と言われています。


 

「鼻水」も同様に起こりますが、風邪の鼻水のように粘り気や色がなく、無色でサラサラしているのが特徴です。

 

1日に21回以上鼻をかむと重症と言われていますが、
花粉症による「鼻づまり」は「鼻」と「喉」の間の粘膜が腫れて空気が通らなくなった状態です。1日中、くち呼吸の状態となるともっと重症と言われています。



花粉症がもたらす思いもよらない症状

人間は呼吸の大半を鼻でしており、ここがつまると、鼻の空気清浄機能がなくなるため、空気中の異物をそのまま口から入れてしまい、いろいろな病気の原因になります。

 

また口呼吸は、乾いた空気や冷たい空気が直接のどを通るためのどの乾燥や冷えを引き起こします。

 

次に目の症状についてみてみましょう。

 

これは

 

1,目に花粉が入る
2,目の粘膜の肥満細胞に花粉がとりつく
3,ヒスタミン等を放出
4,神経や血管に刺激
5,症状発症となります。

 

目も「かゆみ」「充血」「涙」とう3大症状があります。

 

「目のかゆみ」は、まぶたに炎症が起きるもので、かいたりこすったりすることで、結膜や角膜を傷つけてしまうことがあるので要注意です。

 

特に目の場合、花粉症などの季節性のものとハウスダストなど通年性のものでは症状は同じでも治療法は異なります。