花粉症の治療
くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどで病院に行くほどではないのでは?
そう思う方も多いと思います。
でも、「風邪は万病の元」ではありませんが、どんなものでも軽視するのはよくありません。
その原因は・・・
そのアレルゲンによって治療法や治療薬が違うため、専門家であるお医者さんに診断し治療してもらうのが、間違いありません。
また、アレルゲンは1種類だけとは限らないので、そのアレルゲンの時期が終わっても、引き続き違うアレルゲンに反応してしまうという場合もあります。
この点でもお医者さんに処方してもらう方が安心です。
特にスギ・ヒノキ花粉のように、症状が出そうな時期が解っていれば、症状がでない前からお医者さんに行って相談しましょう。いざ発症しても早期治療を施してあれば、回復も早いと思われます。
- くしゃみが止まらない
- 鼻水がダラダラと出てくる
- 鼻づまりで頭がぼーっとする
- 喉がイガイガする
- 目や目の周りが痒い
- 涙目になる
5,6以外のこういった症状は主に「風邪」の症状に似ていますが、ウィルスとアレルゲンでは対処の方法が違いますよね。
勝手な自己判断で薬を飲んでも、その時の症状は止まるかもしれませんが、きちんとした原因に対しての処置がされていないので、改善していくはずがありません。
また、民間療法などでよく耳にする鼻うがいや漢方、甜茶やヨーグルトなど様々ですが、やはり効果が出る方もいれば、同じものでも全く効果を感じられない方もいるようです。
もちろん、民間療法も良いと思いますが、まずは症状の原因を確かめ、正しい知識の元で治療を行うほうが、改善も早いですし、今後症状が出るまでに薬を飲むなどして予防していくことも可能です。
これはある部分、生活習慣病に近いところもあり、日々の生活態度等をお医者さんと相談しながら改善していくことも、花粉症の根本治療の観点からは欠かせません。
以上のような理由から、ぜひ素人療法は避けてください。
花粉症はなかなかなおらないところから、都市伝説のような素人療法がまかり通っていますが、注射1本で治るというようなものではないため、正攻法でいくのが正解です。
ここで花粉症の治療法について整理をしておきましょう。
治療法には、「薬物治療」、これは、抗ヒスタミン薬、メディエーター遊離抑制薬、抗ロイコトリエン薬、血管収縮薬、ステロイド薬等があり、飲み薬や点眼薬として使われます。
副作用を伴うものも多いためお医者さんの処方に従ってください。
次には、原因となる抗原をつきとめ事前に予防注射のように注射する「減感作(げんかんさ)療法」、また鼻の粘膜を焼いたりする「手術療法」もあります。
さらに基本的な方法として「日常生活の工夫」(花粉をもちこまない、接しない)、「スキンケア」(皮膚を清潔にして花粉をつけさせない)、「健康食品」、「漢方等自然療法」等があります。
しかし、現在のところ根治療法やすぐに症状治めるような方法も見つかっていないため、じっくり気を長くした治療を心掛けるべきでしょう。