まずは自分自身を調べてみましょう。
私の「花粉症撲滅対策本部」は行動を開始しました。
戦いというものは、まずこちら側の実力、すなわち自分の「強み・弱み」を知り、次には相手の戦力分析、すなわち、相手の「強み・弱み」を分析し、戦略を練らなければなりません。
ということで、まず「おのれを知る」べく、自分は一体どんなアレルゲンをもっているのかを調べに、
耳鼻咽喉科のお医者さんにいくことにしました。
幸いというべきか、その日は若干鼻の調子が悪く、「花粉症を調べてください」とは、いいやすい日でした。
私の行った医者は、「ああそうですか、じゃ血液で調べてみましょう」といって血をとり、「1週間後に来てください。結果が出てますから」ということになりました。
そして1週間後、結果の表示された小さな紙を渡されました。
そこでの数値の高いのが、「ブタクサ」と「ハウスダスト」、「スギ」についてはほとんど正常値でした。
確か費用は数千円だったと思います。
スギアレルギーでは無かった
おおよそのところ、私の花粉症はスギではないことは解っていました。
何故なら、みんなが、花粉症と騒いでいる時には、私はほとんど何でもなく、だいたいそれよりも2〜3か月前に発症することが多かったものですから
検査の結果、「ブタクサ」と「ハウスダスト」がアレルゲンと判明し、これでまず“敵”が解りました。
しかし、これは後で分かったことですが、「ハウスダスト」にチェックが入った場合、多くの場合「ダニ」にもチェックが入るそうですが、私の場合、「ダニ」にはチェックが入っていませんでした。
どうらや血液検査は、それほど制度が高くないようですね。
そこで、本来であれば、さらに詳細な検査を受けた方がもっとアレルゲンを確定できたらしいのですが、当時の私はそこまでのことを知りませんでした。
その後調べると、アレルゲン特定の検査には、さらに、スクラッチテストや誘発テストというものがあることがわかりました。
スクラッチテスト
腕の内側に10数か所に複数のアレルゲンエキスを1滴たらし、針で突っつき皮膚の反応を見るもので、特定のアレルゲンがあれば、そのところの皮膚が見る間に赤くなりわかるもので15分程度でその場でアレルゲンが特定できます。
誘発テスト
鼻にアレルギー物質を入れ鼻の粘膜を観察する方法で、主に、ダニとブタクサに使われます。
私の場合、とりあえず、「ブタクサ」「ハウスダスト」とおおまかながらも“敵”が特定できたので、いよいよ戦い開始です。